あなたにとって大切な存在は何でしょうか?
あなたにとって「必要な人」とは、どういう人でしょうか?
何でも言うことを聞いてくれる人ですか?
何でも「いいね」と褒めてくれる人ですか?
そういう人は、確かに便利かもしれません。
ストレスを感じないし、一緒にいて楽かもしれません。
しかし、便利なだけで、そして楽なだけでいいのでしょうか?
本当に自分にとってありがたい存在というのは、
それだけではないはずです。
イエスマンは便利だけど…
何でもかんでも言うことを聞いてくれる人というのは、
表面的にはいつもいい顔をしています。
もちろん、何でも褒めてくれる人もです。
いつもあなたの前ではニコニコ。
とてもいい人のように思えるし、
頼んだことは文句も言わずやってくれるのであれば、
とてもありがたいですよね。
しかし、本当にそんなことってあるのでしょうか?
そこには、何か条件があるのではないでしょうか。
たとえば、あなたがその人を雇っているのであれば、
立場上、雇い主であるあなたに文句を言えないだけかもしれません。
つまり、あなたとその人との関係は、利害関係によって、
契約によって成り立っているもの、ということです。
もちろん、それが悪いわけではありません。
そういう関係も必要でしょう。
しかし、あなたにとって、本当に必要な関係性というのは、
そのようなものには収まり切らないようなものなはずです。
選べない人間関係の中から
もっと言えば、本当に必要な関係性というのは、
自分では選べないようなものなんです。
自分で「この人は好き、この人は嫌い」と選んでいたのでは、
いつまでも自分の枠を広げられないからです。
この人と付き合っておけば得、この人との付き合いは損…
そんなふうに選んでいたのでは、自分が成長できません。
むしろ、自分が苦手とする人とか、自分にとって、
厳しいことを言うような人から学ぶことのほうが多いのではないでしょうか?
自分の欠点や弱点に気づかせてくれるのも、そういう相手です。
本当に必要な人
利害関係だけで繋がっている人同士というのは、
自分のことしか考えません。
あくまでも自分の利益のためにつながっているわけですから。
雇い主の言うことを聞くのも、自分の稼ぎのためです。
なんでも褒めてくれたり、ご機嫌取りをしたりするのも、
自分の立場や利益を守るためです。
つまり、そんな人はあなたのことなど全く考えてくれてはいないのです。
しかし、厳しいことを言うような人は、
自分の立場を危うくしても言ってくれているんです。
それこそ、「あなたのためを思って」です。
そういう人は少々面倒くさいかもしれませんけど、
本当の意味で、あなたにとって必要な人なのではないでしょうか?
そして、あなた自身も、ただ単に機嫌を取っていい顔をするだけでなく、
本当に相手のためを思っての言動をしていれば、そこには表面的ではない、
本当に意味のある関係性が生まれてくるのではないでしょうか?
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