人間が出来る集中
人間があるひとつの事を集中して出来るのは、
どれくらいの時間なのでしょうか。
つまり、集中力を持続できる時間とでもいえるでしょうか。
30分?1時間?3時間?それともそれ以下かそれ以上でしょうか。
もちろん、その答えは、年齢や性格、作業をする環境、
やる内容によっても変わってきます。
個人差もあります。
同じ時間であっても、難解なテーマに向き合うのと、
趣味の作業をするのとでは、やはり後者の方が、
時間が経つのが速く感じるでしょう。
苦手な分野の難解な問題を解決しようとするのに
堂々巡りになって時間ばかりが過ぎていた、好きなこと、
得意なことをしていると、いつの間にか時間が過ぎていた、
というのは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
ここで、学校、テレビ等、私達が比較的身近に
感じる場面を取り上げてみると、授業時間がひとコマ45分、
テレビ番組の放送時間がひと番組53分、と50分前後で
区切られていることが分かります。
何かに取り組む際に、集中して出来るのが「50分」というのは、
あながち間違ってはいないのではないでしょうか。
集中して過ごせる時間が過ぎて、集中力が切れそう、
というのが、この50分前後ではないかと思うのです。
現実的に、同じ仕事を長時間おこなうのは、
肉体的、精神的にも無理があるものです。
それは、数時間では問題なくても、週単位、月単位になると、
心身に支障を来すことが多いことからも分かります。
そうはいっても、いつ、どんな状況でも、
50分ではいおしまい、というわけにもいきませんよね。
例えば職場では、時間を区切って仕事をするのは、
なかなか難しいものです。
そんな時には、「50分集中、10分休憩」を心がけるのです。
そうすれば、集中力が切れた状態になることは、
概ね避けられるでしょう。
10分休憩といっても、お茶をのみ、ダラダラすることだけが
休憩ではありません。
緊張しながら仕事をしていた頭の筋肉を解きほぐしてあげるように、
50分間でしていた仕事と少し違うことをすればいいのです。
それは、デスクの整頓、オフィスの簡単な掃除、
スケジュールの確認でも充分効果があると思います。
これなら、仕事をサボっている、と思われることもないでしょう。
そして10分頭を緩めたら、リセットしてまた
50分集中出来るようになるのです。
「50分集中、10分休憩」を心がけていきましょう。
そうすれば、仕事力までもついていくはずですよ。
////////////////////////////////////////////////////////////////