「限界を超えてしまった人を叩き続ける社会」

今の社会はストレス社会と言われています。

ストレスというのは、目に見えないものですので、例えば通勤電車で隣に立っている人が
どれくらいストレスが溜まっているのかわかりません。
また自分自身のストレスもどれくらい溜まっているのかもわかりにくいものなのです。

でも今の社会で起こっているニュースを見たりしていると、
ストレスが大きく関係しいることがたくさんあることがわかります。

一例として、最近、駅員へのクレームなどが増えているということが挙げられます。
(駅員への暴力も増えていますが、これは別の機会に触れたいと思います)

これは、電車の遅延、運休などで乗客が近くにいる駅員に詰め寄り、無理難題を
押し付けたりするものです。

客観的に考えてみますと、遅延や運休が、たまたま近くにいた駅員に責任があるものではない
ことは誰しも理解していると思います。

私の勝手な推測ですが、例えば遅延した列車の乗客が駅員に何か尋ねた際、駅員の対応が
不十分だったりすると、列車が遅れた事に対しての不満が、駅員の不十分な対応をきっかけに
爆発するという場合が多いのではないでしょうか。

また社会生活の中で、少し前から何か自分の思い通りにならなかった場合に「キレる」とか、
「逆ギレ」などの現象が見受けられるようになってきています。

キレる人が多くなった原因はいろいろ分析されていますが、それにもストレスが関係
しているようです。

これらが関係しているニュースで、最近、関西の私鉄の駅員が、人身事故で遅れた列車の
乗客の対応に絶えられなくなり、高架になっていた駅から飛び降り重症を負ったというものです。

しかし、この件に関連し少し問題だと思われることが起こっています。
まず、その鉄道会社が駅員の起こした行動に対し、全面的に謝罪をしている点です。
しかも、その飛び降りた駅員を処分するらしいのです。
もう一つは、そのTVニュースの複数のコメンテーターが、飛び降りた駅員を非難したと
いうことです。

このような「限界を超えてしまった人を叩き続ける社会」というのは、冷静に考えると
恐ろしい状況だと、私たちは気が付かなくてはなりません。

今回の事件は、駅員を問い詰めた側も、駅員の方も過剰なストレスが関係しているかと
思います。

ただ、まだ日本も捨てたものではないと思ったのは、事故のあった鉄道会社の社長宛に
ネット署名で「飛び降りた駅員の寛大な処遇と心のケア」を望む署名が5万件を超えたという
報道がありました。

ストレス社会

ストレスというのは、植物にもありますし、いろいろな動物にもあります。
もちろん人間にも。赤ちゃんからお年寄りまで。
ストレスというのは、生き物全てに関係しています。

特に現代を生きている人間には、パソコンや携帯電話なども、ストレスの大きな原因に
なっているのです。

ストレスというのは、対外的には対人関係に現れてきますし、自分自身には健康状態
(精神的にも肉低的にも)に現れてくるものです。

ストレスが溜まり過ぎると、精神的にはキレやすくなったり情緒不安定というようなことがおこります。
また身体的には、ほとんど全ての体調不良にストレスが関係していると言っても過言ではないと
思えます。

ストレスとは

人の身体には、恒常性(ホメオスタシス)という仕組みがあり、
身体の状態を一定に保とうとしています。
ホルモンや神経伝達物質が相互に作用し合い、
神経、内分泌、免疫などを正常に保とうとしています。

しかし、ストレスが大きくなるとモルモンのバランスが崩れたりすることにより、脳下垂体に
悪影響を及ぼし、それが身体の様々な不調の原因になっているようです。

思いやり

ストレス社会で生きていく上での武器として「思いやり」があるかと思います。

といいますのは、ストレスはそれを受け取る人の気持ちによって、ストレスの健康への影響の
度合いが異なってくるという試験データがあるそうです。
また思いやりの気持ちの強い方は、ストレスの悪影響が少ないというデータもあるそうです。

つまり、相手のことを思いやれば、ストレスも溜まりにくくなると思います。

さあ、明日から「思いやり」の気持ちで、心を大きく生きてみてはいかがでしょうか。
きっと、ストレスの少ない良い1日が送れると思います。

自由きままに生きていると
あまりストレスに触れる機会は
すくないのですが。



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